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クリスマスソングとキャロルと讃美歌と聖歌の違い

クリスマスの時期に流れる歌の呼び方に、「クリスマスソング」と「クリスマスキャロル」がありますね。
ソングとキャロルって何が違うのでしょう?

それから、キリスト教の歌を聖歌とか讃美歌といいますが、この二つは何が違っていて、クリスマスソングやキャロルとはどういう関係があるのでしょう。



クリスマスキャロルとクリスマスソング

クリスマスソングとクリスマスキャロル、これはどちらも英語ですね。
これらは英語でもしばし混同して使われ、その境界もあいまいであるようです。

一般的な現代用語としては、どちらもクリスマスの時期に歌う歌ということのようですね。

しかしながら、基本的には、クリスマスキャロルは、クリスマスの宗教的なものを題材にした歌であり、クリスマスソングはクリスマスホリデーシーズンの世俗的なものが題材の歌と大まかに分けられます。

英語でキャロル(carol)といった場合、今ではたいていクリスマスキャロルのことを指していますが、
キャロルには、クリスマスキャロル、イースター(復活祭)キャロル、そして降誕祭キャロルの3つがあります。
どれもキリスト教の祝祭ですね。

現在のわたしたちが知るキャロルは、一般民衆が収穫やクリスマスなどで祝歌や賛歌として歌っていたものが起源で、教会発ではありませんでした。もちろん、人々の暮らしは宗教の影響が大きかったわけですが。

その起源は、キリスト教以前のヨーロッパ全土に見られた冬至の儀式だったともいわれます。冬が去り、また太陽が戻ることを願った儀式で歌が歌われていたといいます。冬至は12月22日頃。キリスト教が広まるとちょうどクリスマスと結びついていったということです。

英語のcarolキャロルという言葉は、古いフランス語の’歌に合わせて輪舞すること’を意味するcaloreからきているそうです。その意味のキャロルは12世紀から14世紀にかけて流行したそうです。今となっては、ダンスの意味はなくなり、歌を表すようになりました。

キャロルは、お祝いやお祭りや賛歌といったポジティブな性格を帯びた歌です。
つまりキャロルは、祝祭の歌。

その後16世紀の宗教改革のあとはあまり歌われなくなっていたキャロルですが、19世紀には再び人気となり、プロテスタントの教会でも取り入れられるようになり、教会音楽の一端を担うようにもなりました。
欧米ではキャロリングという、子どもたちがクリスマスイブに家々を訪ねてキャロルを歌う習慣があり、これは教会の活動の一環です。

一方、クリスマスソングは、クリスマスの季節に関係している歌です。宗教的である必要がありません。
たとえば、ホワイトクリスマスとか、赤鼻のトナカイとか、ジングルベルとか。
歌詞は神やイエスについてではありません。



聖歌と讃美歌

キリスト教の教会では、伝統的に教会の儀式で歌が歌われていました。
それが英語ではhymnで、日本語では、聖歌とか讃美歌といいます。

ざっくり言って、普通に使う日本語としての聖歌と讃美歌の違いは、
カトリックでの呼び方とプロテスタントでの呼び方の違いといえるでしょう。

プロテスタントでは讃美歌、カトリックでは聖歌と呼びます。

ウィキペディアによると、聖歌のほうが広義で、讃美歌も含まれるそうなので、どちらも合わせて聖歌とします。

4-5世紀の神学者アウグスティヌスによれば、人間は神を賛美するべく創造された被造物、なのだそうで、神賛美は人間の義務であるそうです。よって、讃美の歌は最初からキリスト教の礼拝になくてはならない要素でした。
人間の神への賛美をできる限り美しく表現したものがhymn・聖歌・讃美歌です。

聖歌には、旧約聖書の「詩編」をベースに作られた詩(ポエム)が多くあります。
聖歌は内容こそが重要で、音楽はそれを補強するものとされています。
クリスマスを歌った代表的な聖歌は、「もろびとこぞりて」「牧人ひつじを」など。

クリスマスについて歌っている聖歌はキャロルとも呼ばれます。



まとめ

クリスマスの時期に歌われる歌は、クリスマスキャロルとかクリスマスソングとかいわれていて、その境界はあいまいであるものの、キャロルは宗教的内容のもので、ソングは宗教的内容でないクリスマスのシーズンが内容である。
キリスト教伝統の純粋な宗教歌の聖歌もクリスマスについて歌っている場合はクリスマスキャロルとも呼ばれる。


というわけで、やっぱりその違いがいまいちはっきりしないクリスマスソング関係言葉ですが、そんなものでしょうね。言葉の意味は変遷していくわけで。
それにしてもクリスマスの歌はどれも確かに祝祭の気分に満ちていて、だから宗教関係なく人気なのでしょうね。

もろびとこぞりて歌詞・英語、カタカナ、日本語と意味や和訳と作曲者 [クリスマスソング]

「シュウワッキイマッセエリー」と子供のころ音楽教室のクリスマスイベントで習った歌は「モロビトコゾリテ」というタイトルでした。
この歌詞を実はわりと最近まで日本語だと思わず、ただその2か所をの部分だけをメロディーとともに音で覚えていました。

意味もまったくわからなかったのに忘れなかったこのメロディーの作曲者は誰でいつごろのものなのでしょう。
そして「もろびとこぞりて」の日本語の歌詞はどんなものでどんな意味があるでしょう。

また、最近聞くことが多くなった英語版「もろびとこぞりて」の歌詞は?

調べてみました。



もろびとこぞりてのはじまり

「もろびとこぞりて」はポピュラーなクリスマスソングです。
讃美歌として生まれました。
日本で「もろびとこぞりて」として知られる曲は、英語では「Joy to the World」です。

しかし、日本語の歌詞は、英語の歌詞のものとは違うものの和訳なのだそうです。
??
どういうこと?

現在定番となっている「もろびとこぞりて」のメロディーは、"Antioch"(アンティオックまたはアンテオケ)と名前が付いた讃美歌のメロディーです。
19世紀アメリカの教会音楽作曲家ローウェル・メイソン氏(Lowell Mason)が、
ヘンデル作曲の「メサイア」の旋律の一部からアレンジしたものといわれていて、原作はヘンデルということになっています。ヘンデルは、18世紀ドイツ生まれ、イギリスやイタリアで活躍したあの大作曲家です。

1839年、メイソン氏は、アイザック・ワッツ氏(Isaac Watts)作の”Joy to the world”で始まる英語の讃美歌(詩)に、このメロディーを組み合わせました。

ワッツ氏は1674年イギリス生まれの、英語讃美歌(詩)の作家で、”Joy to the world”は1719年に発表されたワッツコレクションに載っています。
この詩は、聖書の詩編98篇後半部をもとに作られた讃美歌(詩)で、もともとはキリストの誕生ではなく、再臨をたたえる詩でした。
が今ではクリスマスとなっています。

一方日本では、1923年、この「アンティオック」のメロディーに、「もろびとこぞりて」の詞を組み合わせて歌集「讃美歌」で紹介されました。
この「もろびとこぞりて」は訳詞で、もとの詩は、「Hark the glad sound!」。「Joy to the world」ではありませんでした。この詩は1702年イギリス生まれの生まれのPhilip Doddridgeによる詩です。
キリストのミッションについての詩です。

英語の「Hark the glad sound!」詩も、アンティオックのメロディーで歌うことができますが、英語では今ではたいてい”Bristol”(ブリストル)という名の讃美歌メロディーで歌われます。

なんだかこんがらがっちゃいますね。
というのも、キリスト教の讃美歌は、詩とメロディーがそれぞれ独立してあって、そのメロディーで歌えるなら組み合わせは自由なのだそうです。もともとは。

しっくりきた組み合わせやより多くの人に知れ渡った組み合わせが歌い継がれて今日定番となって受け継がれているといえるでしょう。


”Joy to the world”の歌詞

英語版「もろびとこぞりて」であるJoy to the worldの歌詞は以下です。
それと自己流のカタカナ読みと和訳です。

詩は4番までありますが、全部歌わず、2番までとか、3番を抜くとかいろいろです。

英語版の練習にはこちらの動画がわかりやすいと思います。が、歌ってるのは2番までです。



1
Joy to the world! The Lord is come;
Let earth receive her king;
Let every heart prepare him room,
And heaven and nature sing,
And heaven and nature sing,
And heaven, and heaven, and nature sing.

ジョイ トゥー ザワールド ザ ロード イズ カム
レットアース レシーブ ハーキング
レット エブリ ハート プリペア ヒムルーム
アン ヘヴナンネイチャーシング
アン ヘヴナンネイチャーシング
アンド ヘヴン アンヘエヴン アンド ネイチャーシング

世界に喜びを!主がやってきた
地にその王を迎えさせよ
すべての心はその時に備えよ
天も地も歌う


2
Joy to the earth! the savior reigns;
Let men their songs employ;
While fields and floods, rocks, hills, and plains
Repeat the sounding joy,
Repeat the sounding joy,
Repeat, repeat the sounding joy.

ジョイトゥージアース ザ セイヴィヤー レインズ
レット メン ゼアソングス エンプロイ
ワイル フィールズアンドフラッズ、ロックス、ヒルズ、アンド プレインズ
リピート ザサラウンディング ジョイ
リピート ザサラウンディング ジョイ
リピート、リピート ザサラウンディング ジョイ

地上に喜びを 救世主が君臨する
人々に歌を
野も海も山も丘も平原も
喜びよ響き渡れ

3
No more let sins and sorrows grow,
Nor thorns infest the ground;
He comes to make his blessings flow
Far as the curse is found,
Far as the curse is found,
Far as, far as, the curse is found.

ノーモア レット シンズ アンド ソロウズ グロー
ノアソーンズ インフェスト ザグラウンド
ヒカムストゥー メイクヒズ ブレッシングズ フロー
ファー アズ ザ カース イズ ファウンド
ファー アズ ザ カース イズ ファウンド
ファーアーズ、ファー アーズ ザ カース イズ ファウンド

罪も悲しみももうない
苦しみももうはびこらない
祝福を与えんと主はやってくる
災いがある限り

4
He rules the world with truth and grace,
And makes the nations prove
The glories of his righteousness,
And wonders of his love,
And wonders of his love,
And wonders, wonders, of his love.

ヒールールザワールド ウィズ トゥルース アンドグレイス
アンド メイクス ザネーションズ プルーヴ
ザ グローリーズ オブ ライタスネス
アンドワンダーズオブ ヒズラヴ
アンドワンダーズオブ ヒズラヴ
アンド ワーンダズ、ワーンダズ オブ ヒズ ラヴ

主は世を治める 真理と慈悲で
人々に証明する
その正義の栄光を
愛の奇跡を

こちらの動画は4番まで歌っています。



この1番の歌詞を見て、 The Lord is come?、is come?と変に思った方、そうですよね。
このisは、現代語ではhasです。


もろびとこぞりて 日本語歌詞

もろびとこぞりての日本語歌詞は何種類かあるようです。

Joy to the worldを和訳した歌詞は、讃美歌集で「たみみなよろこべ」(民皆喜べ)として掲載されています。

日本で一般に歌われている「もろびとこぞりて」は、先に述べたように、Hark the glad soundという詩が元になっています。こちらをご紹介します。


もろびとこぞりて

1
もろびとこぞりて 迎えまつれ
久しく待ちにし 主は来ませり
主は来ませり 主は、主は来ませり

2
悪魔のひとやを 打ち砕きて
とりこをはなつと 主は来ませり
主は来ませり 主は、主は来ませり

3
この世のやみじを 照らしたもう
たえなる光の 主は来ませり
主は来ませり 主は、主は来ませり

4
しぼめる心の 花を咲かせ
恵みのつゆ置く 主は来ませり
主は来ませり 主は、主は来ませり

5
平和の君なる 御子を迎え
救いの主とぞ 誉め称えよ
誉め称えよ 誉め、誉め称えよ


うー難しいです。
少し前の日本語難しい。
”もろびとこぞりて”は、’みんなでこぞって’という意味です。
もろびとは漢字で書くと”諸人”。もろもろの人、多くの人、という意味です。

”主は来ませり”は、’神はおいでになった’。
来ませりは、’来る’ ’ます’ ’り’ に分解できて、ますは尊敬を表す補助動詞、りは完了の終止形。

1番の意味は、’みんないっしょにお迎えいたしましょう。ずーっと待っていた主がおいでになりました’
ですね。

すっきりしたな。
外国語でもおまじないでもなんでもなかった。「シューワッキイマッセエリ」。

もろびとも、そういえば、ヨーロッパの森に住む小人とかのイメージもありますがそうじゃなかった。

2番以降はあまり聞いたことないですね。1番しか知らないな。
ちなみに、カラオケでは、1番と3番と5番がでてました。

確かに2番と4番はよりわかりにくい。

もとの英語の詩、Hark the glad soundはこちらで確認できます。
この詩は英語圏では、ブリストルという違うメロディーで歌われるのが一般的。
その動画はこちらで見れます。


まとめ

「もろびとこぞりて」は、日本語と英語では違う詩をもとに歌っていた。
英語ではJoy to the worldをそのメロディーで歌っている。
日本語の歌詞は、文語調である。

きよしこの夜の歌詞・英語、カタカナ、日本語と原語と和訳と比較 [クリスマスソング]

きよしこの夜、今では中学生以上なら学校で英語で習うそうですね。
遠い昔わたしは高校で英語で習いました。

すっかり英語の歌かと思っていましたが、原語はドイツ語。
「Stille Nacht, heilige Nacht」(シュティレ ナハト、ハーィリゲ ナハト)というタイトルで、1818年のクリスマスイブに教会で初演されたそうです。

きよしこの夜は、正真正銘の讃美歌でした。

歌詞は、何を歌っているのでしょう。


きよしこの夜のはじまり

きよしこの夜が初めて演奏されたのは、オーストリア・ザルツブルク州オーベルンドルフの聖ニコラウス教会。
ドイツとの国境の街です。
1818年当時はオーストリア帝国の村でした。

作詞者ヨゼフ・モールは、聖ニコラウス教会赴任2年目の若き神父でした。
モールは、貧しい生まれでしたが、音楽の才能を認められ子供のころはザルツブルグ大聖堂の合唱隊を務めていました。その後音楽学校で学び、のちに神学校へ進み聖職者となりました。

きよしこの夜の詩は、1816年に当時の赴任地ザルツブルグ州マリアプファルで書かれました。6段落からなる詩でした。

1817年10月、モールはオーベルンドルフの聖ニコラウス教会へ赴任しました。

1818年12月24日、モール氏は、近くの村の教師で聖ニコラウス教会の副オルガン奏者であったフランツ・クサーヴァー・グルーバー氏に急遽この詩への作曲を依頼。
グルーバー氏は依頼通り、ギターの伴奏付きのソロ2声と合唱のための楽譜を書き上げ、その日の真夜中12時のミサで演奏されました。

テナーをモール氏が、バスをグルーガー氏が、合唱隊はリフレインを歌ったそうです。モール氏はギターパートも担当しました。
演奏は教会に集まった人々に大変好評だったそうです。

また、現在のゆーっくりな歌い方と少し違っていて、ダンス曲のように快活に歌ったそうです。

1818年のオリジナル楽譜は消失していますが、1820年ごろにモール氏によってかかれたという楽譜が、1995年に発見されています。
1816.jpg
出典:silent-night-museum.org/

モール氏は、オルガン奏者にギター譜を依頼したわけですが、というのも当時の教会はナポレオン戦争のあとで貧しく、オルガンは調律もされてなくて使い物にならなかったと、グルーバー氏の息子が語っています。
(よく言われているオルガンがネズミに齧られたという逸話はフィクションだそうです。)

ドイツ語版の歌のタイトルは、歌詞の最初の部分と同じ、
Stille Nacht, heilige Nacht
です。

英語の歌詞の翻訳は300以上あるとされています。バージョンで、最も古いものと現在確認されているのは、1849年アメリカのワーナー氏(J. F. Warner)によるもの。

タイトルは、「Silent Night! Hallowed Night」でした。

1858年のイギリス・エリオット女史 (Emily Elizabeth Steele Elliott)による英訳は、「Stilly Night, Holy Night」でした。

今日も一般に歌われている英語バージョンの歌詞は、1859年、のちにニューヨーク・トリニティー教会の司祭となるエピスコパル教会ジョン・フリーマン・ヤング氏(John Freeman Young)が英語訳したものです。
タイトルは、「Silent Night! Holy Night!」でした。

今では、「Silent night」だけになっています。

他に、キャンベル女史(Jane Montgomery Campbell)による「Holy Night, Peaceful Night 」もよく知られています。

きよしこの夜Stille Nacht, heilige Nachtは現在、140以上のことばに翻訳されて世界中で歌われています。


きよしこの夜の歌詞 

英語とと日本語と原語のドイツ語の歌詞の意味を自己流日本語訳で比べてみたいと思います。

現在きよしこの夜は英語、日本語では3番までが比較的よく知られていますが、いちばん馴染みがあ

る、1番の歌詞で比べてみます。



英語・ヤング版

Silent night! Holy night!
All is calm, all is bright,
Round yon Virgin Mother and Child!
Holy Infant, so tender and mild,
Sleep in heavenly peace!
Sleep in heavenly peace!


カタカナ読み

サイレントナイト ホーリーナイト
オールイズカーム オールイズブライト
ラウンドヨンバージン マーザアンドチャイルド
ホーリー イーンファント ソー テンダーアンドマイルド
スリーピン ヘーヴンリーピース
スリーピン ヘーヴンリーピース


英語歌詞の日本語訳

静かな夜、聖なる夜
処女なる母子のまわりは
すべてが静まり返って澄んでいる
とてもやさしく穏やかな聖なる幼子は
神々しく平和に眠っている
神々しく平和に眠っている



日本語歌詞 由木康・昭和29年版

きよしこの夜 星は光り
救いの御子は まぶねの中に
眠りたもう いとやすく



ドイツ語(原語)

Stille Nacht, heilige Nacht,
Alles schläft, einsam wacht
Nur das traute, hochheilige Paar,
Holder Knabe im lockigen Haar
Schlaf in himmlischer Ruh!
Schlaf in himmlischer Ruh!


ドイツ語歌詞の日本語訳

静かな夜、聖なる夜
すべての者が眠っている
起きているのは
睦まじい聖夫婦だけ
愛らしい巻き毛の子よ
神聖な安らぎに眠れ
神聖な安らぎに眠れ


現在一般的に歌われている、由木康氏版の歌詞は昭和29年のもので、少し違う同じ由木氏による昭和2年版の歌詞もあります。

由木氏はプロテスタントの牧師さんだそうで、カトリック教会では、「しずけき」または「しずけきまよなか」という題で訳詞も違っています。こちらも何通りかあるようです。


さて、いかがでしょう。
夜に、イエスキリストが生まれて、すやすや眠っている、というのはすべて同じですね。

ドイツ語の歌詞では、「巻き毛」という描写が出てきます。

日本語版では親が出てきませんが、「まぶね」漢字で「馬糟」という言葉が出てきます。
馬小屋で生まれておけをベッドにしたというエピソードからきています。

同じ由木康氏の訳で昭和2年版では、「まぶねの中に」の部分が「み母の胸に」となっていて、母が出てきます。

それから由木版では「静か」という言葉がでてきません。

英語もドイツ語も「静かな」で始まっているのですが、これは特徴的です。

そういえばギモンに思ったことなかったなー。



英語の歌詞のつづきとカタカナと和訳

では続きの2番からです。

2
Silent night! Holy night!
Shepherds quake at the sight!
Glories stream from Heaven afar,
Heavenly Hosts sing Alleluia!
Christ, the Saviour, is born!
Christ, the Saviour, is born!

サイレントナイト ホーリーナイト
シェパーズクエイク アットザサイト
グローリーズ ストリームフロム ヘヴナファー
ヘヴンリー ホスツ シング アレルヤー
クライストザセーヴィア イズボーン
クライストザセーヴィア イズボーン

静かな夜 聖なる夜
羊飼いたちがその光景を見ておののいている
栄光がはるかな天から降り注いでいる
天軍が絶賛の歌を歌っている
救世主キリストが生まれた
救世主キリストが生まれた

3
Silent night! Holy night!
Son of God, love’s pure light
Radiant beams from Thy Holy Face
With the dawn of redeeming grace,
Jesus, Lord, at Thy Birth!
Jesus, Lord, at Thy Birth!

サイレントナイト ホーリーナイト
ソノブゴッド ラヴズピュアライト
レディアントビームス フロム ザイホリーフェイス
ウィズザ ドーンオブ リディーミング グレイス
ジーザス ロード アッザイ バース
ジーザス ロード アッザイ バース

静かな夜 聖なる夜
神の御子、愛の清き光
あなたの御顔から輝く光が放たれ
救いの恵みの夜が明ける
主よ イエスの誕生で
主よ イエスの誕生で
--

練習にはこちらの動画が歌詞がはっきり読めてよいかなと思いました。



ヤング氏の訳は3番までです。
英語ではたいてい、この3番まで歌われます。
2番と3番の順番が逆に歌われることもあります。

ヤング氏の訳は現在公有となっています。

4番以降はヤング氏以外の訳はいろいろあります。

それから、4番の歌詞に、作者不明の以下のものが讃美歌集に載っていることがあります。

Silent night, holy night,
wondrous star, lend thy light;
with the angels let us sing,
Alleluia to our King;
Christ the Savior is born,
Christ the Savior is born!

サイレントナイト ホーリーナイト
ワンダラススター レンドザイライト
ウィズズィ エンジェルス レッタスシング
アレルヤ トゥー アワーキング
クライストザセーヴィア イズボーン
クライストザセーヴィア イズボーン

静かな夜 聖なる夜
不思議な星 あなたの光を添える
天使が歌えという
わたしたちの王へアレルヤを
キリスト、救世主の誕生だ
キリスト、救世主の誕生だ
--


端的に言って「きよしこの夜」は、まさにクリスマスの歌ですね。
イエスキリストが生まれたことを大絶賛する歌、といえるでしょう。

すこし描写や内容が違ったとしても、言語のドイツ語でもその根本内容は全く同じです。
ドイツ語の歌詞や意味についてはこちらがわかりやすかったです。

ドイツ語と英語の歌詞の比較は、こちら



きよしこの夜 日本語

では最後に現在カラオケなどを含め最も歌われている由木康氏による日本語の歌詞をご紹介しましょう。
日本語版も本などではたいてい、3番までがでていますね。

由木氏の歌詞は5番までみつけることができました。
もしかすると6番まであるのかもしれませんが、わたしは6番をみつけることはできませんでした。。。

昭和2年の古いほうのバージョンでは、タイトルが「聖歌」でした。


きよしこの夜

由木康 昭和29年版

1
きよしこの夜 星は光り
救いの御子は まぶねの中に
眠りたもう いとやすく

2
きよしこの夜 御告げ受けし
牧人たちは 御子のみ前に
ぬかずきぬ かしこみて

3
きよしこの夜 御子の笑みに
恵みの御世の 明日の光
輝けり ほがらかに

4
きよしこの夜 清き御顔
常世の光 暗気を照らす
神の御子は 今生まれる

5
きよしこの夜 光照りて
御使い達は 御子をたたえる
歌えハレルヤ われらが王に
われらが王に


聖歌

由木康 昭和2年版 きよしこの夜

1
きよしこの夜 星はひかり
救いの御子は み母の胸に
眠りたもう 夢やすく

2
きよしこの夜 み告げ受けし
羊飼いらは 御子のみ前に
ぬかずきぬ かしこみて

3
きよしこの夜 御子の笑みに
恵みのみよの あしたの光
輝ける ほがらかに

4
きよしこの夜 清き御顔
御使いたちは 暗気を照らし 
神の御子は 今生まれん

5
きよしこの夜 御つかいたちは
御子をたたえん 歌えハレルヤ
われらが 王に
われらが 王に

やはり、キリストの誕生を大絶賛しているうたであることは間違いないですね。

まとめ

きよしこの夜は、1818年にオーストリア帝国内の教会で発表されたクリスマスのためのキリスト誕生大絶賛の歌である。

まさにクリスマスの歌だったんですね。きよしこの夜それにしても、訳がいろいろたくさんあるとは驚きました。

そのなかから、定番になっていく歌詞があるって不思議ですね。

参考:
hymnsandcarolsofchristmas.com
stillenacht.at
silentnight.web.za

ラストクリスマス英語歌詞、カタカナと和訳と意味☆歌詞の続きがあった? [クリスマスソング]

ラストクリスマス(Last Christmas)は、イギリスのポップデュオ・ワム(Wham!)による1984年にリリースされた歌です。
30年以上前のヒット曲であるにもかかわらず、今でもなお、クリスマスの時期になると、ヒットチャートに登場する人気ソングです。
今年は、カーリーレイジェプセンがカバーして話題となっていますね。

日本でも主に英語で歌われるこの歌、曲はよく知っているけれど、歌詞は最初の部分しか知らない、ってかたも多いと思います。

わたしのことです(笑)
というわけで歌詞を調べてみました。
カタカナ読みと自分なりの日本語訳もつけてみました。



ラストクリスマスの基本情報

ラストクリスマスの作詞作曲を手掛けたのは、ジョージ・マイケル氏(George Michael)。
本名は、Georgios Kyriacos Panayiotou、1963年6月25日生まれのシンガーソングライターでプロデューサーです。現在では言わずと知れた世界的有名人です。

オリジナルを演奏しているワム(Wham!)は、ジョージ・マイケル氏と、アンドリュー・リジリー氏のデュオ。
ワムは1981年結成、1982年にインディーズデビュー、あっというまに人気になりその絶頂の中、
ラストクリスマスは、1984年12月10日にリリースされました。

その年のイギリスヒットチャートで2位を獲得、その後もクリスマスシーズンにはヒットチャートに登場し、発売から30年たった昨年

2014年も28位とトップ10入りではないものの、ヒットチャートに登場しています。
しかしながら、以外にもチャート1位を獲得したことはないのでした。
とはいえイギリスのチャート1位を獲得したことのないシングルで最も売れた作品です。

ワムのラストクリスマスの売り上げは、2015年10月までで177万枚。

2013年にはイギリスでクリスマスの日に最もストリーミング数の多かった歌となりました。

日本でも同じように、日本のヒットチャートベスト10入りしていない中で一番売れた作品となっています。
その数60万枚。イギリスオーストラリアに次ぐ売り上げ枚数です。

ヨーロッパ各国でも、ほぼほぼ同じような現象となっていて、各地でクリスマスの定番ソングとなっています。



ラストクリスマスは、世界各国で多くのアーティストがカバーしていて、それは500バージョンもあるとか。
日本のアーティストも数多くこの歌を歌っています。

ちなみにアメリカでは、ワムバージョンはヒットチャート入りしたことはなく、カバーしたテイラースイフトやドラマGleeのバージョンでベスト100入りしました。

ワム自身は、1985年と2007年にもラストクリスマスを再発売しました。
また、ジョージ・マイケル氏は1991年にソロバージョンを発売し、それには最後の部分に歌詞が付け加えられています。






ラストクリスマスの歌詞

今回は、英語だけ、カタカナだけ、和訳だけの全部ごとに区切らず、
1段落ごとに英語、カタカナ、和訳としてみました。

ワムの歌うラストクリスマスの動画はこちらです。


"Last Christmas"

Last Christmas
I gave you my heart
But the very next day you gave it away.
This year
To save me from tears
I'll give it to someone special.

ラストクリスマス 
アイ ゲイブユー マイハート
バット ザベリーネクストデイ ユーゲイヴィラウェイ
ディスイヤー
トゥーセイブミーフロムティアーズ
アイウギヴィットゥ サムワンスペシヤル

去年のクリスマス
僕は君に僕のハートをあげた
でもすぐ次の日にあなたはそれを捨ててしまった
今年は
涙しないように
とくべつな人にハートをあげる

Once bitten and twice shy
I keep my distance
But you still catch my eye.
Tell me, baby,
Do you recognize me?
Well,
It's been a year,
It doesn't surprise me
(Merry Christmas)

ワンスビトゥン アンドトゥワイスシャイ
アイキープマイディスタンス
バットユースティルキャッチマイアイ
テルミー、ベイビー、
ドゥーユーリコグナイズミー
ウェル
イッツビーンアイヤー
イットダズント サプライズミー
(メリークリスマス)

一度噛まれると2倍臆病になる
距離を取っていたのに
君はまた僕を引き付ける
教えてよベイビー
僕のこと覚えてる?
そうあれから1年
驚くことじゃない

I wrapped it up and sent it
With a note saying, "I love you,"
I meant it
Now I know what a fool I've been.
But if you kissed me now
I know you'd fool me again.

アイラップトィタップ アンドセンティット
ウィズアノート セイイング、”アイラブユー”
アイメンティット
ナウアイノウ ワットアフールアイヴビーン
バットイフ ユーキストミーナウ
アイノウ ユードフールミアゲイン

きれいにラッピングして送ったんだ
”アイラブユー”のメッセージカードをつけて
本心だったよ
今はとてもバカだったと思う
でも今もし君にキスされたら
またぼくはバカになる

(コーラス)

Oh, oh, baby.
オーオーベイビー

A crowded room,
Friends with tired eyes.
I'm hiding from you
And your soul of ice.
My god I thought you were someone to rely on.
Me? I guess I was a shoulder to cry on.

アクラウドルーム
フレンズ ウィズ タイアドアイズ
アイムハイディング フロムユー
アンドユアーソールオブアイス
マイゴッド アイソートユーワー サムワン トゥーリライオン
ミー?アイゲス アイワズア ショルダートゥークライオン

人込みの中
疲れた目をした友人たち
僕は君から
君の冷たい亡霊から身を隠す
あー君だけだと思っていたのに
僕?僕はただの泣くための肩だったのさ

A face on a lover with a fire in his heart.
A man under cover but you tore me apart, ooh-hoo.
Now I've found a real love, you'll never fool me again.

アフェイスオンナラバー ウィズアファイアインヒズハート
アマンアンダーカバー バットユー トアミーアパート、ウーフー
ナウアイヴファウンドアリアルラブ、ユールネバーフールミーアゲイン

恋人の顔に燃えてるハート
すました顔してたのに君がかき乱した
こんどは本当の愛を見つけたんだ、もう君にイカれたりしない

(コーラス)

A face on a lover with a fire in his heart (I gave you my heart)
A man under cover but you tore him apart
Maybe next year I'll give it to someone
I'll give it to someone special.

アフェイスオンナラバー ウィズアファイアインヒズハート
アマンアンダーカバー バットユー トアミーアパート
メイビーネクストイヤー アイルギヴィットゥー サムワン
アイルギヴィット サムワンスペシヤル

恋人の顔に燃えてるハート(君にハートをあげた)
すました顔してたのに君がかき乱した
多分来年は誰かにあげる
きっととくべつな人にハートをあげる

Special...
スペシャル

Someone...
サムワン

参考:azlyrics.com

歌詞の意味は

というわけで、自分なりの和訳を載せてみましたが、
どうでしょうか。

まず第1に、クリスマスの歌とはいえ、クリスマスの日に自分に起こった失恋の歌、でクリスマスそのものとは関係ない歌です。
ずいぶんと一人の人に入れ込んでしまったようですね。

去年のクリスマスにフラれた人を今年も見かけて未練たっぷりといった感じです。

まあ、歌詞だし、特に深い意味はないのかなと思います。

歌詞が、いわゆる韻を踏んでたり、音から連想する他の言葉や意味があったりして、意味よりも歌うのや聞くのが気持ちいい的な歌ともいえるそうです。
意味わからなくても、気持ちよくて歌ったり聞いたりしたい気分わかります。
いままでそうしてきました、確かに。

きっとそこがヒットの理由かな。歌詞に入れ込むっていうより。

意味わからなくっても気持ちよく英語で歌いたいですよね。

そういえば、アメリカのドラマGleeでは高校生たちが気持ちよく歌っていました。
動画はこちら

このカナダのクワイア!クワイア!クワイア!の合唱動画も楽しそうです。


今年11月20日のカーリーレイジェプセンの最新ラストクリスマスはこちら



1991年版の歌詞の続き

1991年にジョージマイケル名義で発表したソロバージョンには、
歌詞の続きがあります。
こちらも訳してみました。


Who'll give me something in return
I'll give it to someone, hold my heart and watch it burn

フールギヴミー サムシングインリターン
アイルギヴィットゥー サムワン、ホールドマイハート アンド ウォッチットバーン

誰がお返しをくれるの
誰かにあげる、僕のハートを捕まえて燃えるのをちゃんと見て

I'll give it to someone, I'll give it to someone special
I thought you were here to stay
How can love be for a day?
I thought you were someone special, gave you my heart

アイルギヴィットゥーサムワン、アイルギヴィットゥーサムワン スペシャル
アイ ソート ユーワーヒア トゥーステイ
ハウキャン ラブ ビー フォーアデイ
アイ ソート ユーワー サムワンスペシャル、ゲイブユーマイハート

誰かにあげる、とくべつな人に
君がここにいてくれると思ったのに
どうしたらいいのさ
君がとくべつな人だと思っていたのに、ハートをあげたのに

I'll give it to someone, I'll give it to someone
Last Christmas I gave you my heart
You gave it away
I'll give it to someone, I'll give it to someone

アイルギヴィットゥーサムワン、アイルギヴィットゥーサムワン
ラストクリスマス アゲイヴユーマイハート
ユーゲイヴィッタウェイ
アイルギヴィットゥーサムワン、アイルギヴィットゥーサムワン

誰かにあげる 誰かにあげる
去年のクリスマスに君にあげた僕のハート
君は裏切った
誰かにあげる 誰かにあげる

参考:MetroLyrics

ラストクリスマス・ソロバージョンの動画はこちら


うーん、歌詞。続いてたけどあまり進展はないですねえ。
もっと未練がましくなっています(笑)

曲調と中身あってないっていうか。
というか、give it awayをどう訳すかなんですけどね。
itがものだったら、ほかの人にあげちゃった、とかそういう意味にもなりますよね。
まあとにかく、いらないってことです。手放したことには間違いありません。

で、捨てた、とか裏切ったとか言うと、ちょっと恨み入っちゃう感じがして、
曲調とずいぶんちがった内容になっちゃう。

I'll give my it to someoneもitがheartなら、恋人がほしい、と訳すこともできますよね。

歌詞ですからね^^


まとめ

ジョージ・マイケル作でワムの歌うラストクリスマスは、イギリス発の世界中でたくさんのアーティストがカバーしているクリスマスの定番人気曲であるが、クリスマスそのものとは日付しか関係ない歌である。
内容はいわば未練たらたら失恋ソングだけれど、歌全体として心地よい音感やメロディーが世界の人の心をつかんでいると思われる。

ホワイトクリスマスの歌詞・英語・カタカナ・日本語訳と由来 [クリスマスソング]

夢に見るホワイトクリスマス・・・ホワイトクリスマスと聞くとなんともロマンチックでクリスマスを一層夢見るイベントに演出しているように感じます。
しかしながら、この歌は”ノスタルジー”や”ホームシック”感への共鳴で大人気となったそうです。
いったい英語の歌詞はどんな意味なのでしょう。



ホワイトクリスマスの誕生と歴史

ホワイトクリスマスの歌は、アメリカで誕生しました。作詞作曲は、アーヴィング・バーリン氏。

お披露目は、1941年のクリスマス、アメリカNBCのラジオ番組でのことでした。
歌ったのは、ビング・クロスビー氏。
その後、1942年に蓄音機用のレコードアルバムに収められ発売されました。

ホワイトクリスマスは、当時第2次世界大戦下にあった人々の心をつかみ1942年の10月末から翌年までアメリカのヒットチャート首位を独占しました。
特に米軍放送にはリクエストが殺到したといいます。

クロスビー氏のホワイトクリスマスは、これまで世界で最も売れたシングルとされ、その数推定5千万枚以上、現在でも売れ続けています。
今日のアメリカを代表する歌上位ランクインの常連であり、アメリカ議会図書館の全米録音資料登録簿にも、歴史的に重要な録音のひとつとして、収められています。

1975年のベトナム戦争時には、米国関係者の撤退を流す暗号放送として使用されました。

また世界でも、最も録音されたクリスマスソングとされていて、500バージョン以上様々な言語で録音されています。

売れに売れてるクロスビー氏のホワイトクリスマス。



ホワイトクリスマスの歌詞とその意味は?

この歌の何が多くの人の心をつかんだのでしょう。
さっそく歌詞を見ていきましょう。

英語 原曲


I'm dreaming of a white Christmas
Just like the ones I used to know
Where the treetops glisten,
and children listen
To hear sleigh bells in the snow

I'm dreaming of a white Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white


いかがでしょう。
日本でも英語で歌われることが多いですね。

聞き覚えがあります。

カタカナで書くとこんな感じです。

アイム ドリーミング オブア ホワーイトクリスマス
ジャストライク ザワンズ アイユーストゥーノウ
ウェーザ トゥリータップス グリッスン
アン チルドレン リッスン
トゥーヒア スレイベルズ イン ナ スノウ

アイム ドリーミング オブア ホワイトクリスマス
ウィズエブリ クリスマスカード アイ ライト
メイ ヨーデイズ ビー メリー アン ブライト
アンド メイ オール ヨークリスマスィズ ビー ワイト


以下は歌詞が出る動画です。練習にはぴったり。
フランク・シナトラ氏のホワイトクリスマス。


わたしは高校生の時に英語で初めて歌った覚えがあります。
でも意味をことさら考えたことなかったな。
雰囲気だけで。
英語まったく得意じゃなかったし。
それに辞書で引いてなんとなく表面的に意味わかったとしても、
実際の意味はきっとわからなかったかな。

大人になって少し英語を使うようになって、でもいまでもきっと、
アメリカ人が味わうような意味はピンとこないのかな、とは思いますが、
いろいろ調べてみました。



歌詞の和訳

日本語にすると意味はこんな感じになると思います。


昔見たようなまっ白なクリスマスを夢見ている
木の梢がキラキラして子供たちはソリの鈴に耳をすます

クリスマスカードを書きながらいつも雪のクリスマスを夢見ている
あなたの毎日が楽しく輝かしいものでありますように
そしてすべてのクリスマスが純白でありますように。



ホワイトクリスマスは雪の中の、いわば、銀世界のクリスマスということですよね。
真っ白な世界は、静かで何もケガれていないような美しい世界のイメージがあります。
木の梢がキラキラしてシンとした澄んだ空気にソリのベルの音が遠くから聞こえてくる。
けがれないものの象徴でもある子どもたちがその音に耳を澄ます。
家の中は暖かく光と愛とおいしい食事。とても平和です。

そんな遠い昔のクリスマスの光景を夢想する、懐かしいなと思いこがれる、
といった意味になるかと思います。
このドリーミングは、まだ見ぬ世界に心躍らせるというのではなく、懐かしい幸せを思う夢想なのですね。

そして季節のご挨拶にみなの幸せとその昔懐かしい暖かい幸せの象徴であるホワイトクリスマスを祈っています。

なんだかとっても家族を求めてしまうような、ささやかな幸せへの懐かしさがこみあげてしまうような気持ちになりますね。

なーんて言ったらモリすぎでしょうか。

でも、この歌には今ではたいていの場合省略されてしまっている部分があるんです。冒頭に。

ここを聞くと、背景がよくわかります。


ホワイトクリスマスの省略部分

冒頭の省略部分の歌詞はこうです。


The sun is shining, the grass is green,
The orange and palm trees sway.

There's never been such a day
in Beverly Hills, L.A.
But it's December the twenty-fourth,—

And I am longing to be up North—


意味は

太陽が輝き 青々とした芝生
オレンジとヤシの木が揺れている

このロサンゼルス・ビバリーヒルズにそんな日は決してないけれど今日は12月24日。。。
北部にいられたらどんなにいいだろう。


といったところでしょうか。

そう、この歌は、雪なんて全く降ってないカラッとして陽気なロスで作られているんですね。

この後にアイムドリーミング・・・と始まるのです。

ロスではありえない雪のクリスマス。
懐かしいなあと。

だから作者のアーヴィング・バーリン氏はずっと北のほうの雪の中のクリスマスを思いうかべているのですね。
なつかしい故郷のクリスマス。

さてでは、バーリン氏の雪が降る故郷ってどこ?
ホワイトクリスマスの原風景はどこのものなのでしょう。

カーペンターズによる冒頭部分入りのホワイトクリスマス


アーヴィング・バーリン氏のふるさとと原風景

アーヴィング・バーリン氏は、1888年5月11日旧ロシア帝国生まれ。8人兄弟でした。
ユダヤ系だった一家は、バーリン氏が5歳の時に、アメリカ・ニューヨークに移住。
当時のニコラス2世によるユダヤ人弾圧で多くのユダヤ系ロシア人がアメリカへ移民しました。

アーヴィング・バーリン氏
220px-BerlinPortrait1.jpg
出典:ウィキペディア

バーリン氏は以後ニューヨークで子供時代を送ります。
移民して数年のうちに一家は父親を亡くし、家族総出で働いていました。
バーリン氏も学校をやめて働くのですが、若い彼はたいした稼ぎにはならず、
ロシア時代ユダヤ教会の歌手であった父から譲り受けた歌の才能が唯一開花していくことになります。

というわけでホワイトクリスマスの原風景ですが、全国的に雪が降ってそうなロシアと思いきや、本人は5歳までのロシアでのことはほとんど覚えていないと言っています。
ので、きっとニューヨークなのでしょうね。
それからもうひとつ疑問が。
ロシアでは父がユダヤ教会で働いていたわけで、ユダヤ教徒ってことは、もともとはクリスマスちっとも関係ないわけで。
つまり、ホワイトクリスマスは、キリスト教国アメリカの原風景といったもので、やっぱりニューヨークなのかなあと。
もともとは移民であった彼も、アメリカ人として成長し、
アメリカ人の懐かしさを誘う原風景がバーリン氏にとっても原風景になったのかなと想像します。

わたしにはアメリカ全土で雪が降ってるイメージがないけれど、1942年ごろのアメリカ人は、ヨーロッパの雪降る地域からの移民の割合が多くて、ヨーロッパのクリスマス風景が当時のアメリカ人の懐かしい原風景だったのかもしれません。ホワイトクリスマスをまだ見たことがない人々にとってさえも。


まとめ

「ホワイトクリスマス」の歌詞は、アメリカ人のノスタルジーを誘う幸せな原風景をど真ん中で描いたもので、第2次大戦下のアメリカで大きな共感を得て爆発的にヒットし、今でもアメリカ人の心の歌となっている。

感想としては、日本のクリスマスってアメリカ文化なのかなあと感じてしまいました。
いやでも、わたしは勝手にロマンチックって思ってましたからね。ノスタルジーって感じたことはなかったですから、やっぱり日本文化(?)

おまけ

ホワイトクリスマスは作者のバーリン氏が一時他言語で歌うのを禁じたため、著作権がうるさくなっていて、日本語の歌詞もネット上ではあまり出回っていないようです。うたまっぷにはいくつかありました。あとは本や楽譜でしょうかね。
なんだバーリンさん。
確かに訳すといろいろ省略されたり追加されたりしてイメージ変わっちゃうだろうけど。いいじゃないですかねえ。

それから個人的に好きなホワイトクリスマスはこちらのエラフィッツェラルド氏の歌。パート2もあります。

ジングルベルの歌詞・英語・カタカナ・日本語と英語楽譜と意味と由来 [クリスマスソング]

クリスマスの歌といえば、この時期街中で流れる「ジングルベル」。
軽快で明るいメロディーは、寒いこの季節に心躍る幸せを運んでくるようで、わたしたちが描くクリスマスのイメージの一部のように思われます。

ところが、この歌はもともとクリスマスの歌ではなかったとか。
それどころかキリスト教とも全く関係のない歌なのだとか。
歌詞をよーくみてみましょう。


クリスマスソング「ジングルベル」のはじまり

ジングルベルは世界中で歌われているアメリカ発のクリスマスソングです。
作詞作曲者は、ボストン生まれの音楽家ジェームズ・ロード・ピアポント氏。

1857年9月、この歌は「One Horse Open Sleigh」(意味は、馬1頭が引く屋根のないそり)というタイトルでコピーライトを得ました。

当時、ジョージア州サヴァナで教会のオルガン奏者を務めていたピアポント氏は、その教会のサンクスギビング(感謝祭)のお祝いに歌うために作ったといわれています。

歌詞は、タイトル通り、そりを中心とした小話となっています。
この歌は大好評でクリスマスにも歌われるようになりました。

一部では、実際に作られた時期は、1850年ともいわれ、マサチューセッツ州メッドフォードにはその旨の記念碑があります。
当時地元で盛んだったそりレースからヒントを得て作られたとされています。
どちらで作られたのかは不明です。

その後、1859年、この歌は「Jingle bells,or the one horse open sleigh」として出版され、以後は著作権は公有(消滅)となりました。
やがてアメリカ中に広まって行き、「ジングルベル」として定着します。


ジングルベルの歌詞

歌詞は4番まであります英語、カタカナ、日本語でみてみましょう。
とあっさりいかないのですね。

実は歌詞には何バージョンかあります。

1857年のオリジナルバージョンのほかに英語も現在広く歌われているバージョンがあり、現在歌われているものも細かいところは少しずつ違います。

日本語訳も何パターンもあります。

というわけで、世界中で親しまれている1番の歌詞を英語、カタカナ、日本語で見てみましょう。



英語 現在広く歌われているバージョン

Dashing through the snow
In a one-horse open sleigh
O'er the fields we go
Laughing all the way

The bells on bob tail ring (またはBells on bobtail ring)
They make our spirits bright(またはMaking spirits bright)
What fun it is to ride and sing
A sleighing song tonight!

Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way.
Oh! what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh.

Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way;
Oh! what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh.


カタカナ

自分で聞こえてきた感じにカタカナにしてみました。

ダッシン スルーザ スノー
イナ ワンホース オープン スレイ
オルザ フィーウズ ウィゴー
ラッフィン オー ダウェイ

ザ ベルズオン バブテイウ リング
ゼイ メイカアワスピリッツ ブライト
ワト ファンイットイズ トゥー ライダンスィング
ア スレーイング ソングトゥナイト

ジングルベルズ ジングルベルズ
ジングルオールザウェイ
オーワットファン イットイズズトゥーライド
イナ ワンホース オープン スレーエイ

ジングルベルズ ジングルベルズ
ジングルオールザウェイ
オーワットファン イットイズズトゥーライド
イナ ワンホース オープン スレイ

1番の歌詞を英語で練習したいとき、以下の動画がお役立ち!
ぜひお試しを!


後半で2番以降もある動画を紹介します。


日本語版

さて次は日本語の歌詞です。
主なものを集めてみました。

日本語 宮沢章二版

走れソリよ風のように
雪の中を軽くはやく
笑い声を雪にまけば
明るい光の花になるよ
ジングルベルジングルベル鈴が鳴る
鈴のリズムに光の輪が舞う
ジングルベルジングルベル鈴が鳴る
森に林にひびきながら



日本語 庄野正典版

雪をけって そりは進む
野原超えて 森を超えて
馬の鈴は鳴り渡るよ
林にこだまして高らかに

ジングルベルジングルベル鈴が鳴る
そりは進むよはやてのように
ジングルベルジングルベルそりは行く
雪けり進むその楽しさよ



日本語 堀内敬三版

野を越えて 丘を越え
雪を浴び そりは走る
高らかに 声あわせ
歌えや楽しい そりの歌
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
そりを飛ばせて 歌えや歌え
ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
馬を飛ばせて いざ歌え



日本語 音羽たかし版

雪をけり 野山越えて
すべり行く かるいそり
歌声も 高らかに
心もいさむよ そりの遊び
ジングルベル ジングルベル 鈴がなる
きょうも楽しい そりの遊び おヽ
ジングルベル ジングルベル 鈴がなる
さあさいこうよ そりの遊び


こんなにいろいろあったなんて驚きました。(もっとありますし)
わたしは最初の歌詞がなじみがあるのですが、みなさんはどうですか?

いや、でもおかしい。

♪ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る
今日は楽しい クリスマス♪

って歌いませんか?

そう覚えてました。

このように訳した人はいないのですね。

”今日は楽しいクリスマス”

の部分は替え歌で定着なのだそうです。



英語オリジナル1857年版

赤色が付いたところが現代版と違います。

Dashing through the snow
In a one-horse open sleigh
O'er the hills we go
Laughing all the way.
Bells on bobtail ring
Making spirits bright
Oh what sport to ride and sing
A sleighing song tonight.

Jingle bells, jingle bells
Jingle all the way!
O what joy it is to ride
In a one-horse open sleigh.

詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。英語ですが、記事の最後にオリジナル版の歌詞が全文載ってます。

楽譜も載ってます。
1.gif
出典:jingle-bells-lyrics.com

みんなに歌い継がれるうちにより歌いやすく現代風の歌詞に変わっていったのでしょうね。
100年後はまた違った歌詞になってるかもしれません。

日本語の歌詞だって定着しているのは替え歌なのですから^^

こちらの動画はオリジナル歌詞のジングルベルです。


歌で聞くと、サビのところが今のと違って聞こえます。歌詞というよりイメージが。

19世紀当時の教会でこんなにポップな歌を歌うなんてない、と言っている歴史家の人たちもいるということですが、この古い版を聞くと、実はぜんぜん今とは違う雰囲気で歌っていたのかもしれませんね。

比較に、一般的なジングルベル英語版の動画はこちら。


この動画では3番が抜けて4番まで歌っています。
一般的に3番をハショるらしいですよ。
また、英語以外の国では1番だけ歌うところが多いようです。

ところで、1番の歌詞、そういえばクリスマスもキリストもジーザスもマリアも一言もでてきていません。
そんなこと知ってたような気もしますが、ジングルベルって日本語でもジングルベルで、これが何かクリスマスと関係しているとわたしはたぶん思ってたわけで。。。

ジングルベルって、ジングル ベルズで、鈴が鳴る、って意味ですね。
確かに、日本語歌詞でもそういってる。
雪の中でベルを鳴らしながら馬が引くそりで疾走するととっても愉快だっていう意味の歌ですね。

で、サンタさんのベルだなんてどこにも出てこない。
トナカイが引いているそりでもない。

そして2番以降の歌詞を見るとそれははっきりします。

クリスマス関係なかった。


ジングルベル フル歌詞

最後に、4番までの今歌われている英語の歌詞です。
内容はというと、
1番は雪の中を橇で走り行く楽しさを歌っている。2番では女の子を誘って、2人で乗っていたが、雪の塊に突っ込み、橇をひっくり返してしまう。3番では、数日前に橇をひっくり返してしまい、近くを橇で通りかかった人に笑われてしまったことを本人が語っている。4番では、再び女の子を誘い、友達とスピードを競い合い、賭けに興じている。wikipediaより


つまり、そり遊びの楽しさと出来事を歌った実に害のない歌でした。

歌詞は以下です。

おなじみのサビのコーラス部分は、全部同じです。

1番
Dashing through the snow
In a one-horse open sleigh
O'er the fields we go
Laughing all the way

The bells on bob tail ring
They make our spirits bright
What fun it is to ride and sing
A sleighing song tonight!

コーラス
Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way.
Oh! what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh.

Jingle bells, jingle bells,
Jingle all the way;
Oh! what fun it is to ride
In a one-horse open sleigh.

2番
A day or two ago
I thought I'd take a ride
And soon, Miss Fanny Bright
Was seated by my side,
The horse was lean and lank
Misfortune seemed his lot
We got into a drifted bank
And then we got upsot

コーラス

3番
A day or two ago,
The story I must tell
I went out on the snow,
And on my back I fell;
A gent was riding by
In a one-horse open sleigh,
He laughed as there I sprawling lie,
But quickly drove away.

コーラス

4番
Now the ground is white
Go it while you're young,
Take the girls tonight
and sing this sleighing song;
Just get a bobtailed bay
Two forty as his speed[b]
Hitch him to an open sleigh
And crack! you'll take the lead.

コーラス


こちらの動画も歌詞付きです。



まとめ

世界中で親しまれているクリスマスソング「ジングルベル」は、アメリカの教会のオルガン奏者がサンクスギビングデーに歌うために作った歌で、元のタイトルは「一頭立てのそり」の意味。大好評であったためクリスマスにも歌われるようになり、やがてアメリカ中に広まって、タイトルもジングルベルに変わり、現在ではクリスマスソングの代表となっているが、その歌詞に、クリスマスやキリスト教についての言及は全くない。
日本語歌詞の”今日は楽しいクリスマス”の部分は原曲にも訳詞にもなくて、替え歌である。

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